東証が取引時間の延長を検討

2014-04-16

東証が取引時間の延長を検討している。これは、東証が2014年2月より「現物市場の取引時間拡大に向けた研究会」を設置し、議論を行っている。

 

これの主な論点は、2つある。

1つは価格形成に関する論点であり、これは決算発表等が取引終了後に行われることで、決算発表後の価格形成機能を失っているとの指摘に対応するものであり、

もう1つは、海外市場との違い関する論点であり、東証の取引時間は、ニューヨーク、ロンドン、アジアの主要マーケットと比べて取引時間が1~2時間短いことに対応するものである。

 

一方で懸念もあり、決済実務や適時開示、取引参加者の対応コストなども併せて議論が行われている。

 

今後、夏ごろまでに意見のとりまとめを行う模様である。

 

参考

東証「現物市場の取引時間拡大に向けた研究会」http://www.tse.or.jp/rules/torihiki/

経営財務「取引時間の拡大」 3159号 2014年04月14日

 

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